日々進歩するフレーム

時代の流れと共に自転車のフレームも進化を遂げてきました。

ロードレースはスポーツの3大大会(オリンピック、サッカーW杯、*グランツール)の一つです。

*グランツールとは自転車競技の中でも最大級の自転車レースでツール、ジロ、ブエルタの3大会を合わせてグランツールと呼びます。

各大会の詳細はこちら

ツール・ド・フランスhttps://ginzakoba.com/?p=1114

ジロ・デ・イタリアhttps://ginzakoba.com/?p=1120

ブエルタ・ア・エスパーニャhttps://ginzakoba.com/?p=1122

そのロードレースで使用されるロードバイクは自転車業界最高、最先端技術が開発され、常にロードレースと共に進化してきました。いわば自転車の旗艦と言えます。

中でも自転車の骨組みと言われるフレームの開発進歩は各メーカー共物凄いスピードで進化しています。

フレームの形状と種類

ロードバイクのフレーム形状は大きく分けて2タイプあります。

見分け方は*トップチューブが水平タイプか、シート(サドル)側が斜めに下がっているタイプがありそれぞれ専門の呼び方があります。

*トップチューブとはハンドルの付け根の部分からシートを付けるシートポストまで繋げているフレームの箇所の呼び名です。

ホリゾンタル

トップチューブが水平で構造上長く大きくなります。長く大きくなると路面から伝わってくる振動が吸収しやすいので乗り心地が良く体に蓄積される疲労も緩和されます。

主にクロモリ素材の自転車に多いフレーム形状です。

スローピング

現在主流のフレーム形状です。ハンドルの付け根からシートポスト側に向かって角度が下がるこの形状は歪みが少なくなる為、剛性が高いのが特徴です。

剛性が高くなるほどペダリングの力が自転車に伝わり易いので、速く走りたい方、遠くへ走りたい方に向いているフレーム形状になります。

シート側の角度が下がる為、その分シートポストが長くなり見た目で足が長く見えます。(笑)

フレームの構造

ダイヤモンドフレームを構成する各パイプを溶接、溶着で組み合わせています。

フレームの各箇所の呼び方は以下の通りです。

1 トップチューブ(上パイプ、上菅ともいう)

ヘッドチューブとシートチューブ上側を繋ぐパイプ。

2 ヘッドチューブ(頭菅ともいう)

3 ダウンチューブ(下パイプ、下菅ともいう)

ヘッドチューブとシートチューブ下側を繋ぐパイプ。

ドリンクホルダーも付く

4 シートチューブ(立パイプ、立菅ともいう)

トップチューブとダウンチューブを繋ぐパイプ。

中にシートポストが入る。

5チェーンステイ

シートチューブ下側と後輪軸を繋ぐパイプ。

6 シートステー(バックホークともいう)

シートチューブ上側と後輪軸を繋ぐパイプ。

7 フロントフォーク(前フォークともいう)

前タイヤを装着するパイプ。

8 シートポスト

シート(サドル)を付けるパイプ。

前三角と後三角のバランスで走るスタイルが変わる。

三角の面積が大きい(ホリゾンタルフレーム)

乗り心地が良く長距離サイクリングにお薦めです。

三角の面積が少ない(スローピングフレーム)

軽さや剛性が高くレースやヒルクライムをしたい方にお薦めです。

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