ロードバイクを乗っていると雨で濡れてしまう事も起こります。
走る前から雨が降っている状態でしたら事前準備も出来ますが、突発的に起こる夕立は事前準備も万全では無い為長距離やヒルクライム(山登り)の時に帰宅が間に合わず濡れてしまう事でしょう。
何時如何なる状況でも、ある程度対応できる準備をしておく事でロードバイクへのダメージを最小限に出来ます。
雨に打たれたらしっかりとメンテナンスをする事で雨水による錆びを防ぎ、常にベストな状態のロードバイクを維持できます。
最低限の予防でメンテナンスが楽になる
雨が降る前に、自身が出来る範囲内で雨対策をするとその後のメンテナンスが楽になります。今回は初心者でも簡単に出来る雨対策をいくつかご紹介します。
1) 雨が降って来たら粘度が高いチェーンオイルを軽く塗る
塗り方についてはこちらを参照https://ginzakoba.com/?p=470
チェーンとギアが雨水による錆びや金属同士の噛み合わせを滑らかにするオイルは粘度を高くする事で、雨水で洗い流され辛くします。
デメリット 汚れ易い為、サイクリング後はクリーニングが必要。
*小瓶に入れてサドルバッグ等に入れておくと急な夕立時にも対応できます。
2) サドルバッグが濡れない為のコンビニ袋
サドル(シート)の下に装着するサドルバッグは多少の防水加工をされていますが完全防水では有りません。中身が濡れない様にサドルの上からコンビニの袋を被せてバッグ内への浸水を防ぎましょう。
見た目がダサくなりますが浸水するよりはマシなはずです。
3)ハンドクリームで代用
ロードバイクは多数のパーツから組み立てられ、色々な箇所にベアリングが使用されているのでパーツが動く部分やネジの頭、ボルトの周り等に塗ると雨水の浸水を多少は防いでくれます。
本来でしたらグリスや専用フィニッシュライン等を使用するのですがサイクリング時に携帯していない場合があります。そんな時はコンビニで売られているハンドクリームで代用をすると良いです。
*応急処置なのでサイクリング後は必ずクリーニングを推奨
雨の後の難敵!〝錆び″を知る事で対策も出来る
錆びはパーツの劣化を早め強度も低下してロードバイクの不具合、破損の原因になってしまいます。
愛車を末長く乗る為にも、錆びを知り対策をすることが大事です。
錆びる素材を知る
クロモリ・・・錆びる度合 (強) 鉄にクロムとモリブデンを加工した素材なので錆び易い。
アルミ・・・錆びる度合 (中) クロモリに比べると錆びづらい。接合部分は錆びやすくなるのでしっかりお手入れをする事
カーボン・・・錆びる度合 (無) カーボンは基本錆びません。
錆びが弱点の箇所を知る
チェーン・・・ロードバイクのパーツの中で一番錆びさせたく無い箇所
フロントギア・・・ペダル側の切り替え部分
リヤギア・・・スムーズな走行に必要不可欠なパーツ
ブレーキワイヤー・・・命に直結する大事なパーツなので必ず水分を拭き取る
ボトムブラケットボトムブラケット・・・フレーム下部に着くボトムブラケットは一番雨水や泥はねが付くパーツ。
雨水をしっかり拭き取り、もしもの為にしっかりと水抜き
乾いたタオル等で拭ける部分は全てしっかりと拭き取る。
サドルを外してロードバイクを逆さまにして一晩放置で水抜き完了。
プロの洗車技術で完璧!
メンテナンスに自信がない方はバイクショップに洗車をしてもらいましょう。バイクショップで予算は違うと思いますがプロの技術で新車同様の綺麗なロードバイクに仕上がります。
初心者の方もできるメンテナンスの基本は〝拭き取り″と〝注油″です。
ロードバイクの劣化等考えると雨の中走行をしないのが一番ですが、走行後にしっかりとメンテナンスをする事で愛車の劣化を防ぎます。
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